合宿免許は料金がとにかく安いです!普通に地元に通えば30万円前後なのに合宿だと20万円ほど。食費から宿泊費、スケジュール管理まで向こうで全部世話してくれるのになんでそんなに安いの?そう不思議に思われている方は多いはずです。
下手の安物買いなんてことにはなりたくないし、やっぱりそこはそうなる「理由」というものをあらかじめ明確に押さえておきたいところです。今回は、合宿免許が安い理由について詳しくお伝えします。
目次
安い理由1:教習生たちのスケジュールを教習所側で決めることができる
1点目の理由は、教習所にとって都合のいいスケジュールを組めるからです。教習所側からすると、スケジュールが自分たちの好きなようにむらなくみっちりというのが理想です。
合宿免許以外で免許を取得する場合は、教習生が予約を取るので、予約が埋まらない時間も多いです。生徒がほとんどいないのに講習をするというのは、人件費がかかるので避けたいところ。その点、合宿免許では教習所が自由にスケジュールを組め無駄を省くことができます。
教習生としてもスケジュールを組んだり授業の予約を取る手間が省けて楽です。
合宿免許側も教習生側も嬉しいポイントですね。
安い理由2:教習生たちの回転率を上げる
決められた場所で不特定多数の顧客を呼び込んでやる商売ですから当然にその「回転率」というのは大事になってきます。教習生一人一人に入学してからトントンと早く卒業してもらって、次の、そして次の次の、とスムーズな方が教習所には都合がいいんです。
通常の教習所に通う場合時間が空いて、前習ったことを忘れてしまう…という人は多いですが、合宿免許だと短期間でガッツリ教えるので、早期に卒業してもらうことができます。
普通に免許を取ると数か月~半年かかりますが、合宿免許だと数週間で教習所を卒業できます。
長く通うと個人の教習データを管理する手間もかかりますし、短い方がコストは抑えやすいです。
安い理由3:閑散期の有効活用
どの事業にも繁忙期と閑散期というものがあります。基本、閑散期をできるだけ埋め合わせていける方向が事業者としての理想です。教習所の場合おおむね学生が相手なので春、夏、冬などの纏まった大型連休以外はどうしたって顧客数が落ち込みがちとなります。
そこを「合宿」という形で受けてもらえれば、合宿免許側としても助かりますよね。
安い理由4:合宿を行う教習所の立地が地方にあるから
いわゆる都市部と地方の価格差というやつです。おおむね低料金で受け入れることのできる教習所は「地方に立地」しており、土地代、建設費、人件費、など諸々が比較的低コストで済みます。当然大勢の教習生分の食料や教材など一気に纏め買いできるので、その分のボリュームダウン効果も見込めます。
教習生側からすれば遠くに旅行気分をすら味わうことができます。その地ならではの人情や風情……、そして多くの同年配との共同生活で今まで見えなかったことも見えてきたりします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
こうやって見るときっちり「win-winの市場原理」的に合宿免許の安さが実現されているのですね。
免許教習という期間はさほどに短いというわけでもなく、新たな出会いや発見も多いです。思い出にも残るので教習の予算を抑えたい、どうせ免許を取るなら楽しく取りたい、友達と旅行気分で参加したいという方には、合宿免許は向いていると思いますよ。